乳児健診
離乳食(補完食)について
生後5~6ヶ月をすぎると母乳やミルクだけではいろんな栄養素が足りなくなってきます。これを補完するのが「補完食」です。(いっぱんに呼ばれている「離乳食」という言葉は誤解を招きやすいです。(世界では「補完食」が共通語です。)日本では10倍粥から開始することが多いですがこれでは水分が多すぎて必要な栄養素を補完していくことは困難です。また米や小麦など穀類中心の食事では蛋白質、鉄、亜鉛、ビタミンAなどの不足する栄養素は十分補完できません。できるだけ早期から肉、魚、レバー、卵黄、豆類なども摂取するようにしましょう。(初期の離乳食向けのレシピがあります。)
WHOの補完食ガイドラインも参考にして下さい。
食物アレルギーについて
生後3ヶ月を過ぎると湿疹や乾燥肌が目立ってくる場合があります。食物アレルギーは湿疹で弱くなった皮膚から起こりやすいため日頃のケアが大切です。またアレルギーを怖がって卵などの摂取を控えるとかえってアレルギーが発症しやすくなります。離乳食の初期からいろいろな食べ物を少量ずつ食べさせましょう。
すでに食物アレルギーのある方は食物負荷試験で閾値、摂取量を決めることをお勧めしています。
タミータイムを取り入れましょう
タミータイムとは赤ちゃんを腹ばいの状態にして過ごさせることをいいます。首や肩の筋肉の発達を促進し、頭蓋変形を防ぐ効果もあります。